イジってみる「キャノンEF70-200F2.8L」 [整備]

期待して買った「キャノンEF70-200F2.8L」は想像以上に太く重く今後どうやって付き合っていくべきか?数日間考えてしまった。試し撮りしてみると写りは流石「Lレンズ」なのだが、僕には太く重いズームリングだけがどうにかならんもんか・・・・・・・

早速やってみる!
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以前からイジてるジャンクの古いレンズは数千円と壊れても懐が痛まないってな「パズル」だったのだが流石に10万に近いLレンズを「フル分解」する気になれず、とりあえずグリスの清掃を試みる事にした。先ずはズームレンズ分解の約束であるリングのゴムを外してみる。この手の場所を外すをリング内部が露出する事が多いのだが、防塵・防滴を意識してあるのか?外部に露出してる部分は見当たらない。ゴムが切れるとエライ事になるので丁重に組みなおす(苦笑)
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お次はマウント部の分解。大抵のレンズはこの場所から分解して行く。Lレンズとはいえ奥のネジを緩めると結構な部分までも分解が出来そうなのだが、Lレンズを買って数日でジャンクにするのは流石に躊躇し諦める(苦笑)安い価格のレンズとは違い配線が太く基盤もゴツイのは素晴らしい!
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スイッチ部も分解してみるものの、矢張り内部にアクセスは不可能の様子。

信頼できるキタムラの中古なのでズームリングの重さは故障では無いと思うのだが、もう少し軽いほうが使いやすく感じる。高価jなレンズは人間が合わすしかねーのか(笑)

危険な分解は絶対に真似しないように・・・・・・・・・

発電機の整備について [整備]

もう少し「マミヤC220」に付いての記事を書く予定だったのだが、3月11日の大震災でそれ所で無くなったので被災した方に少しでも参考に成る様な記事に変更してみる。もう少し気持ちの余裕が出来たジャンク系も復活してみたい。

ウチには知人から頂いた工事現場で使うような大きめな発電機が有る。
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ココの所の停電騒ぎで改めて整備してみた。写真の発電機は「2500」の発電量が有り、ホットプレート程度は動かせる様で、自動車バッテリー充電様端子・三相の端子も取れる。発電機の定格出力(VA)と電気製品の消費電力表示「ワット」は判り難くどの程度まで使えるかは良く分からん(苦笑)

発電機とはいえ中身はエンジンに大きなダイナモ(電気を作る部品)が付いているだけで、ホンダモンキーなど整備できる程度の知識が有れば簡単に復活できる。ガソリンには消費期限が有り(特に表示してないが)長期保存では劣化してエンジンの掛かりが悪く成る。

キャブレターに溜まっているガソリンも長期保存だとカナリ悪影響が有り、酷い場合は分解清掃しなくては成らない。キャブレターの分解清掃は主に「ジェット類」の詰りを解消しなければならない。詰りが酷い場合は専用の工具で掃除しないと成らない。各ジェット類は真鍮で出来ており、硬い金物でホジると径が変ってしまうのだ。

専用の清掃工具が無ければ、通常は呉工業(CRC556の会社)などの「エンジンコンディショナー」とかケミカル類を吹きかけ、詰りを溶かし固めのワイヤーブラシの様な針金を使いコジコジすれば大抵の詰りは解消する。日にかざし明かりが見えればOKとなる。一番通りを気にすべき部分はガソリンが溜まる「フロート室」内、一番下側についているメインジェットと、エンジン低速時に使う「スロージェット」だ。コレが通れば大抵のエンジンは掛かると思ってイイ。

長期放置の内燃機(エンジン)はエンジンシリンダー内部に水が入る事は滅多に無く、キャブの清掃で大抵は再起動できるのだ。万が一シリンダー内に水が入っていた場合、軽度ならそのまま再起動出来るが、サビで固着している場合はエンジン分解が必要になる場合も有る。取り合えず使うならクランキング・・・様はエンジンを一度掛けてみて回れば掛かる可能性が有ると思ってよい。

ガソリンを新規に補充して(多少なら混ぜても問題無い)キャブまでガソリンが来ているか確認する。再起動に当たり、中々掛からない場合は最初にプラグを点検する事。ススけて居たらワイヤーブラシで清掃して無事スパークしていれば大丈夫だ。

さて・・それでも掛からない場合。エンジン始動用のスプレーが有ったらキャブから吹き付ける、様はガソリンより発火力が有る燃料を入れて取り合えず掛ければ良い。始動用の専用スプレーが無い場合は「ブレーキクリーナー」等で代用も可能。ブレーキクリーナの様はケミカルは蒸発して気化するのが早く着火しやすいのだ。

ガソリンを使った発電機は「ガソリンを電気に変換」する道具で有り、ガソリンを直接使った方が効率が良いパターンも有るので色々と考えながら使った方が良いだろう。

停電で困ってる人の参考に成れば幸いです。

HDDレコーダー修理 [整備]

家族そろってTVを余り見ないが取り合えずの地デジ環境はそろっている。5年ほど前に買った29インチの液晶TVとHDDレコーダーだ。普段は小六の長男が先頭に立ちHDDレコーダーで色んな番組を撮っていて、僕が触る事は滅多にないが、ここ一年ばかりDVDドライブが不調でディスクを入れても認識せずトレーが出てきてしまいトテモ不便な様子。

「ブラビアRDーE300」という型で、ネットで調べると同じ様なトラブルが多い様で、DVDドライブのトレー関係のスイッチが問題らしい。雪で仕事が暇だったので勢いに任せ分解修理してみることにした。
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事前に調べたところHDDもDVDドライブもPCと同じコネクターと規格で出来ているとか。運がよければストックのドライブから部品を交換できるかも?とドライブを分解してみて、トレー関連のスイッチをゴリゴリしてみるのだが、どうも直らないようだ。分解して・・組みたてを繰り返すも正常に動作する感じはなさそうだ(汗)

ストックの古いDVDドライブのスイッチも確認したが全く違う形で取り替える事は出来なそうだ。スイッチ類は各ドライブの専用品が使われているようだ。
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これも事前にネットで調べたのだが、PC用のDVDドライブが適合すれば使えるらしい。数個あるドライブを付けて動作しなければ違う方法を考えれば良いだけだ。早速付け替えて動作確認すると・・・・・
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バッチリ認識されて再生も出来る。DVDドライブのフロントカバーを外し正常な位置に取り付け完了。純正ドライブはフロントにイジェクトボタンが着いていなく載せ変えた場合にどうなるのか?チト不安だったが、普通のPCでもウインドウズ側からイジェクト出来るので大丈夫だろう・・・と思ったらやはり問題なく動作した。

今のトコロDVDの書き込みだけテストしてないが、古い規格のHDDレコーダーなんで録画した番組をDVDにコピーが出来ないので出来なくても不便はないだろう。勢いでHDDも載せ代えしようかな?

ドナーとなった我がPCのドライブを探さなきゃ・・・・

部品の補てん [整備]

「CIMKO MTシリーズ80-200」をイジって居るウチに夢中になりすぎて小さなボールベアリングを失くしてしまった。

直径数ミリの小さなボールベアリング(スチールボール)は落ちても音がしない為に、失くした瞬間は全く分からなかったりする。差ほど重要な部分で無ければ気にする事では無いが今回の場合、絞りを調整するリングのクリック感を出す部分で絞り値決定に重要な部分だったのでなんだかの対応をしなくてはならない。

ネットで探すも決定的な情報は少なくチト困っていたのだが、どうやら東急ハンズで小さなスチールボールを売ってるらしく師走の買い物客で大混雑の中探しに出かけたのだ。
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それがコレ!1ミリの次は2ミリ3ミリと大雑把では有るが、とり合えずの補修部品のストックが有るのは安心できる。ついでにホビー用のネジ詰め合わせも購入してきた。コチラは同じ径で長さがマチマチのネジがワンセットに成っているパックで何かの際には使えるだろう。

最近は何でも揃っている郊外の大型ホームセンターの方が便利に使えるので、東急ハンズの利用頻度は減って来ていたが改めて行ってみると面白い商品が有るのが分かる。

さてと・・・CIMKO MTシリーズ80-200の修理にもどるかいな。

キャノンFT ミラー側モルト張替え  [整備]

フイルム室のモルトプレーンを張り替えたので、今度はミラーボックスのモルトを張替えてみる。

一眼レフでシャッターを押さない時にレンズから入った風景が鏡で反射させて覗き窓(ファインダー)から見える様になっている。現在のデジタル一眼レフでもファインダーから見るスタイルが変らないのは、構図が分かりやすかったりピントが有ってる部分の確認がしやすいからである。動きの早い被写体では、ミラーレス一眼(ってかレンズ交換式デジカメの方が正解かな笑)よりも一眼レフの方が遥かに有利なのだ。
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話はもどり・・・・ミラーが跳ね上がる場所にクッションでモルトが付けてある。これも経年劣化でボロボロに成る部分だ。このキャノンFTも触っただけでボロボロと落ちてくる。
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竹串で綺麗に剥ぎ取り、ベンジンで清掃する。カスがボディ内に入りトラブルに成らない様にテープとティッシュで養生する。
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コチラはアルコールで多目に濡らして位置決めしてからシッカリ落ち着かせて完成。
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以前と比べるとシャッターを切った際にミラーが上がる音がキッチリした感じだ。キャノンFTではシャッター優先時モード時に露出が変る絞り値の「Aモード」に入れるとレンズが装着出来ない事が分かるまでレンズを装着するのを悩んでいた(苦笑)

Aモードに入れると小さなピンが飛び出して来て装着できなくなるのだ。細かいギミックに感心したのだった・・・・

キャノンFT モルト張替え [整備]

以前ハードオフ(以下HO)のジャンクから救出したキャノンFT(1575円)のモルトプレーンの張替えをしてみる。

キャノンFTは露出計だけ電池で動く1960年代の機械式カメラで、オークションとかでも人気が無く1000円ほどで流通してるらしい。HOのジャンクボックスでも大分くたびれたパッケージだったので長く売れないで居た様子。とり合えずシャッターも切れ、巻き上げも軽く動作に問題は無さそうだ。
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シャッター幕にゴミが入らない様にシールする。本来なら幕を傷つけない様にプラ版などで養生するほうが良いらしい。竹串を使いボロボロになったモルトプレーンをそぎ落としていく。この竹串ってのがポイントで本体に傷を付けずに接着剤を剥がすのに丁度良く楊枝だと弱くて作業性が悪い。最後までしつこく残った部分はベンジンを少量流し込み擦れば取れる。端まで綺麗に取れたらモルトプレーン生地を1.4ミリ幅程にロータリーカッターで切る。

両面テープが着いたモルトなのでテープを剥がせばスグに貼れるのだが、奥に入るまでに両脇に張り付き綺麗に貼れないのだ。両面テープが無いタイプなら接着剤を流し込むだけで良いのだがそうは行かない。今回までに「ミノルタX7・ペンタックストリップ35・キャノンAE1」とモルト張替えをする為にネットで調べて色々と試した。アルコールで溝を濡らしながら入れる方法。楊枝で少しづつ入れる方法。細めに切って慎重に入れてみたり・・・・ドレもコレも失敗ばかり(涙)どんだけモルトプレーン生地を駄目にしたか・・・・

悩んでいる時に何気なく探してるウチに「水で濡らす方法」が有ることを知る。プラモデルのデカールを貼る際に水で濡らして位置決めをしやすくする方法と同じだ。カメラに水なんて・・・と思うかもしれないが実際にやってみると今までで一番綺麗に張る事が出来た。貼り終えてモルトが落ち着いたらティッシュで水分を取りフタを開けっ放しで乾燥させれば良いのだ。
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同じ手法で貼ったペンタックストリップ35のモルト。我ながら良く貼れる様になったよなあ・・・・笑

他のカメラも張りなおそうかな~
タグ:モルト貼り

モルトプレーン張替え [整備]

ハードオフで2千円で買って来た「キャノンAE1」の整備シリーズ!

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モルトプレーンを張替えてみる。モルトプレーンとは?フイルムカメラのフイルム室に光が入らない様にする素材の事。毛糸とか隙間テープでも出来るがヨドバシカメラで購入出来たので挑戦してみる。一枚800円程度だがカメラ数台分は取れるのでお安いモンだ(笑)古いジャンクカメラは大抵ボロボロになっているが張替えは意外と面倒と。
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ボロボロになった古いモルトを剥がす。竹串とかのカメラ素材を痛めない物でひたすらゴシゴシと削りベンジンで最後ふき取り。見えない部分なんで差ほど気にする事は無いけどね(苦笑)買って来たモルトはテープが着いてるタイプだが念のため接着剤で固定する。ホビー用の注射器で狭い部分に注入する。幅はその都度貼る場所に合わせて切る。モルト専用のカッターが有るのだがネットで見ると少々評判が悪い。色々と調べてみると、オルファの丸いカッターが良いらしく切る事ってみたのだがバッチリ切れて感動すら覚えたぜ(笑)
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ミラー部のクッションも一緒に張り替えてみた。一番目に着くトコロなんで気を使うよ(笑)

実際に張替え作業をしたのは初めてだが、細く切ったモルトを貼るのは結構難しいと感じた。特にテープタイプのだとピンセットで持つ際によじれる事が多く、細い隙間に入れるのは大変気を使うのだ。

とり合えず撮影出来るトコロまでもうスグかな・・・・

ファインダー掃除 [整備]

ハードオフで2000円で買ったジャンクの「キャノンAE1ブラックボディ」の整備と。

ファインダーの掃除は大抵は「軍艦部」と言う上のフタを開ければ出来る様だ。多少の専用工具さえ有って慎重に開封すれば問題は無いのだがソコは精密機械。細かい部品の組み合わせでチョッとしたミスが取り返しの着かない事に成りかね無い(チョッとオーバーか?)
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専用工具でフイルム巻き類を外して行く。分解自体は差ほど難しく無いがカニ目レンチ(自作)の力加減が難しく滑ると部品を傷つけてしまう。AE1はシャッター速度を絞りと電気的に連動させてるのでワイヤーで他のスイッチに繋がっていてヘタに手を付けると切れるらしい。フレキ基盤にも電線が多く取り付けられており素人が適当に分解するのは危険だよなあ(苦笑)まあ今回はファインダーのレンズを磨くだけなんで必要以上に触らない事にする・・・・
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ファインダのレンズ単体で外すならネジは2本だけだが、連動ワイヤーの奥に有る為慎重に作業していく。
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ファインダーの覗き口は簡単に出来てる様に見えるがレンズ単体だと結構な厚みだな~(笑)

とり合えず中性洗剤と無水エタノールで清掃して完成。組み付けて終了なのだが別の場所にゴミが有る様だ。プリズムの下辺りだろうが、AE1はフォーカシングスクリーンが外れなく前からの清掃は出来ない。

全バラした時の課題としよう・・・

注油を試みる [整備]

以前ハードオフ(以下HO)で2千円で購入したジャンクのキャノンAE1ブラックボディの整備をしてみた。外装が汚くファンダー内にもゴミが多かったが基本的な動作は問題ないが、シャッターの巻上げが少々重い。出来る事なら前バラして整備してみたいが、ホントのジャンクと成る恐怖に勝てなく一部分解となった。
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底のフタを開封してギアに注油を試みる。カメラへの注油はカナリ危険で最悪壊れる事になりかねない。バイク整備の様にCRCをシューっと出来れば簡単だがそうは行かない。タミヤのモリブデングリスを麺棒に付けてギア類を磨いてみる程度にした。「しないよりもイイかも?」と
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結果は・・ナンも変らん(苦笑)機械式カメラの分解に関しては専門書もネットの情報も有り、ユニット事に外していけばとり合えずの分解は出来る様だ。シャッターと巻き上げ・露出と基本的な動作は動いているので今の時点では勇気が居るなあ(笑)

通常の撮影が出来る程度まで軽整備していく・・・・

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