発電機の整備について [整備]

もう少し「マミヤC220」に付いての記事を書く予定だったのだが、3月11日の大震災でそれ所で無くなったので被災した方に少しでも参考に成る様な記事に変更してみる。もう少し気持ちの余裕が出来たジャンク系も復活してみたい。

ウチには知人から頂いた工事現場で使うような大きめな発電機が有る。
IMG_7881.jpg
ココの所の停電騒ぎで改めて整備してみた。写真の発電機は「2500」の発電量が有り、ホットプレート程度は動かせる様で、自動車バッテリー充電様端子・三相の端子も取れる。発電機の定格出力(VA)と電気製品の消費電力表示「ワット」は判り難くどの程度まで使えるかは良く分からん(苦笑)

発電機とはいえ中身はエンジンに大きなダイナモ(電気を作る部品)が付いているだけで、ホンダモンキーなど整備できる程度の知識が有れば簡単に復活できる。ガソリンには消費期限が有り(特に表示してないが)長期保存では劣化してエンジンの掛かりが悪く成る。

キャブレターに溜まっているガソリンも長期保存だとカナリ悪影響が有り、酷い場合は分解清掃しなくては成らない。キャブレターの分解清掃は主に「ジェット類」の詰りを解消しなければならない。詰りが酷い場合は専用の工具で掃除しないと成らない。各ジェット類は真鍮で出来ており、硬い金物でホジると径が変ってしまうのだ。

専用の清掃工具が無ければ、通常は呉工業(CRC556の会社)などの「エンジンコンディショナー」とかケミカル類を吹きかけ、詰りを溶かし固めのワイヤーブラシの様な針金を使いコジコジすれば大抵の詰りは解消する。日にかざし明かりが見えればOKとなる。一番通りを気にすべき部分はガソリンが溜まる「フロート室」内、一番下側についているメインジェットと、エンジン低速時に使う「スロージェット」だ。コレが通れば大抵のエンジンは掛かると思ってイイ。

長期放置の内燃機(エンジン)はエンジンシリンダー内部に水が入る事は滅多に無く、キャブの清掃で大抵は再起動できるのだ。万が一シリンダー内に水が入っていた場合、軽度ならそのまま再起動出来るが、サビで固着している場合はエンジン分解が必要になる場合も有る。取り合えず使うならクランキング・・・様はエンジンを一度掛けてみて回れば掛かる可能性が有ると思ってよい。

ガソリンを新規に補充して(多少なら混ぜても問題無い)キャブまでガソリンが来ているか確認する。再起動に当たり、中々掛からない場合は最初にプラグを点検する事。ススけて居たらワイヤーブラシで清掃して無事スパークしていれば大丈夫だ。

さて・・それでも掛からない場合。エンジン始動用のスプレーが有ったらキャブから吹き付ける、様はガソリンより発火力が有る燃料を入れて取り合えず掛ければ良い。始動用の専用スプレーが無い場合は「ブレーキクリーナー」等で代用も可能。ブレーキクリーナの様はケミカルは蒸発して気化するのが早く着火しやすいのだ。

ガソリンを使った発電機は「ガソリンを電気に変換」する道具で有り、ガソリンを直接使った方が効率が良いパターンも有るので色々と考えながら使った方が良いだろう。

停電で困ってる人の参考に成れば幸いです。
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