二眼レフ「マミヤC220」① [撮影機材]

前回に続き「マミヤC220」のお話。ジャンクでは無く通常に使えそうなんで今回からは「撮影機材」に変更と!

二眼レフは戦後から昭和30年代後半まで一般向けに普及し大ブームと成ったカメラ。現在でも中古で現存してる固体を結構見かける事があるが、縦に並んだレンズがなんとも言えぬ可愛らしさが有る。昭和40年頃には一眼レフが普及してきて大きく使い勝手が悪い二眼レフは無くなって言ったのだが、マミヤなどは1990年代まで作って居たらしい。

現存する二眼レフはドイツ製の「ローライフレックス」で新品だと50万程もするのだが国産二眼レフなら(中古しか無いが)数千円から高くても数万程度。最近ではトイカメラの二眼レフが有ったり、「大人の科学」でキット販売されたり何となく再注目されている感じだ。他にもロシアやらチェコなどの二眼レフも有るが大まかな仕組みは同じだろう。

大抵のクラシックカメラ(以下クラカメ)はネットでも情報が有るのだが、何故か?このマミヤC220は殆んど無くイジクリながら修理をしていく。まずはHOでジャンク理由であった「シャッターが切れない」症状から・・・
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二眼レフを触ると分かるのだが箱の部分はフイルム室とファインダー部となっており、複雑なメカは殆んどレンズ・絞り・シャッター一体式のレンズ部のみと成っている。マミヤC220は世界でも珍しい交換レンズ式の二眼レフなのでレンズは外しは容易だ。

フイルム充填後にレンズ交換が出来る様にフイルム室自体に蓋が付いている。横のダイアルを「UNLOCK」にすると蓋がされると同時にレンズユニットのリンクが外せる様になるといった凝った仕組みとなっている。
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何度かシャッターを切ってるウチにシャッターが切れるのだがスグに動かなくなる。分解すれば何となく分かりそうだが出来ることなら複雑なレンズユニットの分解は避けたい。イジッテるウチにシャッターの絞り羽が粘っている感じがしたので、早速分解清掃していみる。

レンズ前玉自体はねじ込んで有るだけで手で回せば分解出来る。早速綿棒に無水アルコールを付け掃除をしてみる。デリケートな部分だけにビールを飲みながらでも慎重に掛からねばならん(笑)

本来なら後玉も分解して後部からも清掃すべきなのだが、分解するのが大変そうなんで綿棒を切り裂き何となく後側を拭いてみる事にした。シャッター羽自体はペラペラの鉄板なので慎重に裏側を拭いてみる。シャッターが閉まらん様に綿棒を突っ込んだのだが良い子は真似しない様にね(苦笑)
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何度もアルコールで清掃したのちバルブにしブロアーでホコリを飛ばしレンズを組み立てる。動作確認してみると問題なく動作している様子。たかがシャッター羽の油汚れだが面で接してる部分なので影響が大きかった様だ。シャッター動力はネジでチャージなので思っている拠りも非力でデリケートなのだろう。

シャッター速度も1/1から1/500まで試してみるもチャンと動作している感じだ。素人整備なのでキチンとした値はむりだけどな(爆)

つづく・・・
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